サブスタ出版部編集員のサト愛です。
今回ご紹介する本はこちら。
『人生をコンテンツ化せよ 情報発信時代の「道は開ける」』
長倉顕太著
「私の経験なんて、誰の役にも立たない」
そんなふうに思ったことはありませんか?
特別な実績もない。
人に教えられるほど、すごい経験もない。
だから、発信することなんてない。
でも本当は、うまくいったことだけではなく、
失敗したこと。
悩んだこと。
遠回りしたこと。
そんな経験こそ、誰かの役に立つコンテンツになるのかもしれません。
そんなことを改めて考えさせられたのが、長倉顕太さんの
『人生をコンテンツ化せよ 情報発信時代の「道は開ける」』
でした。
目次を見たら、かなり過激でした(笑)
この本、目次だけ見ると、なかなか強烈です。
「デブで不潔でいいじゃないか」
「凡人は役立たずなんだけど」
「ウンコを食ったら出すな!」
「浣腸と感情と環境と」
見た瞬間、いったい何の本なんだろう、と思いましたよ(笑)
でも読み進めてみると、意外なくらい、
「確かに、そうかもしれない」
と思うところがたくさんありました。
その中でも、私が特に心に残ったのが、
自ら積極的に「自分をコンテンツ化していく」
という考え方です。
「人生をコンテンツ化する」って、どういうこと?
「人生をコンテンツ化する」と聞くと、
自分をすごく見せたり、
私生活を全部さらしたりすることのように感じるかもしれません。
でも、私は少し違う意味で受け取りました。
自分が経験してきたことを、誰かの役に立つ形に変えること。
それが、人生をコンテンツ化するということなのではないかと思うのです。
今は、誰でも自分の経験や考えを発信できます。
ブログ、note、Substack、X、音声、電子書籍。
特別な肩書きがなくても、自分が経験したことを言葉にして届けられる時代です。
19年間ブログを書いてきて思うこと
私自身、19年間ブログを書いてきました。
そして最近ますます、
「無駄だった経験なんて、案外ないのかもしれない」
と思うようになりました。
そのときは、
「こんなことを経験して、何になるんだろう」
と思っていたことでも、何年かたってから記事のテーマになることがあります。
自分にとっての当たり前の経験も、
別の誰かにとっては、
「それ、知りたかった」
という情報になることもあります。
うまくいった経験だけではありません。
失敗したことも、
悩んだことも、
回り道をしたことも、
そこから何を感じ、何を学んだのかを言葉にすれば、誰かのヒントになることがあります。
例えば、私がブログを始めたばかりの頃。
買った教材に載っていた図解の説明がどうしても理解できず、1週間くらい、そこで止まってしまったことがあります。
当時は苦い経験でした。
でも後になって、自分がつまずいたところを初心者にもわかるように、図解入りの記事にしてみました。
すると、同じところで悩んでいた方に喜んでもらえたのです。
自分にとっては「できなかった経験」でも、あとから誰かの役に立つことがある。
そんな経験を、私は何度もしてきました。
だから、
自分の人生を通して得たものは、あとからコンテンツになる。
そう考えると、過去の見え方まで少し変わってくる気がします。
「何をもらえるか」より「何を渡せるか」
この本でもうひとつ共感したのが、
お互いに応援し合える環境をつくること
です。
本の中には、
「ギブギブギブできるヤツだけが良い人生になる」
という、長倉さんらしい勢いのある言葉も出てきます。
私はこの部分を読んで、最近のSubstackでの発信を思い出しました。
誰かの記事を読んで紹介する。
良いと思った本を紹介する。
自分が知っていることを、必要としている人へ渡す。
一人で発信しているように見えても、実際には、たくさんの人とのつながりの中で情報は広がっていきます。
「どうすれば自分が得をするか」より、
「私が持っているもので、何を渡せるだろう?」
と考える。
それも、人生をコンテンツ化することのひとつなのだと思います。
環境を変えた経験も、今では私のコンテンツ
本の中では、環境を変えることについても触れられています。
ここも、私はとても共感しました。
私はこれまで、
北海道、沖縄、福岡、宮崎、熊本、台湾……と、
何度も住む場所を変えてきました。
引っ越すたびに、景色が変わり、人間関係が変わり、暮らし方が変わりました。
そのたびに、
自分まで少し新しくなったように感じた
ものです。
そして今振り返ると、そんな経験そのものが、私が発信する材料になっています。
当時はただの「人生の出来事」だったものが、あとになって誰かに伝えられる経験へ変わっていく。
これもまさに、
人生をコンテンツ化する
ということなのかもしれません。
あなたの遠回りも、誰かの近道になる
人生には、うまくいかなかったこともあります。
恥ずかしかったこともあります。
「もっと別の道を選べばよかった」
と思うこともあるかもしれません。
でも、その経験を言葉にしたとき、
あなたにとっての遠回りが、誰かにとっての近道になることがあります。
あなたが苦労して見つけた答えを読んで、
「私だけじゃなかったんだ」
と安心する人もいるかもしれません。
だから私は、この本を読んで改めて思いました。
人生をコンテンツ化するとは、自分をすごく見せることではなく、自分が生きてきた時間を、誰かの役に立つ形に変えていくこと。
ブログやnote、Substackなどで発信している人はもちろん、
「私には発信するようなことなんてない」
と思っている人にも、読んでみてほしい一冊です。
読み終わったとき、
「私にも書けることがあるかもしれない」
そんなふうに、自分の人生を少し違った目で見られるかもしれません。
『人生をコンテンツ化せよ 情報発信時代の「道は開ける」』
長倉顕太著





The idea that your detour can become someone else’s shortcut really stayed with me. It changes the question from “Was this experience worth anything?” to “What did I learn here that might help someone else?” That feels like a much more generous way to think about turning a life into content.